- 飯島奈美さんの缶詰ごはん -
梅と薬味、いわしの相性がぴったり!
いわしの和風焼き春巻
いわしの和風焼き春巻
いわしみそ煮缶の身と汁を分け、身を粗くほぐします。みょうが、生姜、長ねぎはせん切りにしておきましょう。春巻きを包んでとめる「のり」用として、薄力粉を水で溶いておきます。
春巻きの皮を、ひし形になるようにまな板に置き、手前に大葉1枚をのせます。その上にみょうが、生姜、長ねぎをのせ、さらにいわしの身と梅肉を重ねます。梅肉をところどころに、まだらに置くと、食べた時のアクセントになりますよ。
手前からくるっと1回巻き、左右を折り畳んで、薄力粉を水で溶いた「のり」でとめます。巻き終わりも同じようにとめておきます。なお、強くきっちり巻くのではなく、すこし余裕を持って巻くと、揚げた時に隙間に油が入って皮がパリッと仕上がります。
フライパンに多めのサラダ油(深さ1センチ程度)を熱し、春巻をそっと並べます。中火より少し弱めで、じっくり火を入れることで、ムラなく仕上がりますよ。
両面がキツネ色になるまで揚げ焼きにします。中に入れたいわしは火が通っているものですから、きれいな焼き色がついたところで完成です。ペーパータオルの上にとり、しっかりと油を切ってください。
フードスタイリスト
飯島 奈美さん
東京都出身。TVCMなど広告を中心に活動スタートし、2005年映画『かもめ食堂』のフードスタイリングをきっかけに映画やテレビドラマも手がけるようになる。またNHK朝の連続テレビドラマ『ごちそうさん』の料理にたいして、第80回ザテレビジョンドラマドラマアカデミー賞において「ザテレビジョン特別賞」を受賞した。書籍も手がけており、「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載をもとにした『LIFE』シリーズ(東京糸井重里事務所)は通算30万部を突破。
『東京タワー』『めがね』『トイレット』『南極料理人』『ヴィヨンの妻』『舟を編む』『そして父になる』『海街diary』
『シネマ食堂』『セカイのきんぴら』(朝日新聞出版)、『飯島風』(マガジンハウス)『朝ごはんの献立』(池田書店)『あしたのお弁当』(主婦と生活社)『深夜食堂の料理帖』(小学館)『LIFE(1〜3)』『LIFE 副菜』『LIFE あつまる。』(東京糸井重里事務所)